捻挫(足首、膝、指、手首、肘、肩など)
捻挫によって起こった関節の損傷部位(関節の緩み、靭帯の緩み)のアライメントを整えてからテーピングで固定をします
ここでしっかりと固定をしておかないと関節が不安定なままになったり、鈍い痛みや違和感が残ります
腫れや痛みが落ち着いたらマッサージや運動療法で機能回復のリハビリをします
筋肉の肉離れ
ふとももやふくらはぎ等でおこる肉離れに対しては損傷部位の特定後、テーピング固定とスポンジで圧迫し症状の回復を図ります
きちんと固定しないと肉離れの部分が瘢痕組織といってしこりのように硬くなってしまいます
テーピング固定がはずれたら肉離れの部位をマッサージします
瘢痕組織をきちんと取り除かないと同じ箇所で再受傷する可能性がありますのでマッサージと機能回復のリハビリをします
野球肘、テニス肘、ゴルフ肘
上腕骨内側上顆、外側上顆に負荷がかかり炎症を起こすこの症状は、前腕部の屈筋、伸筋群の筋緊張を緩めるマッサージをすることで内・外側上顆へのストレスを軽減し炎症を改善していきます
この症状は、投球動作、ラケット、クラブを振る動作、などの繰り返しの動作による負担でおこりやすいです
しかしその動作において、上半身と下半身の連動性や肩関節の可動域低下などが肘への負担を増加させていた場合は体全体のバランス調整が必要になります
バランス調整をして可動域を改善し、肘への負担が軽減した状態でマッサージをすることで症状の改善が早くなりますのでバランス調整とマッサージの併用療法をオススメします
成長痛(オスグッド、シーバー、キーンベックなど)
こちらの症状も、筋肉の骨への付着部にかかる負荷により、骨膜が剝離することでおこる炎症である
オスグッドであれば大腿四頭筋のマッサージなどをして筋緊張を緩めたりしますが、こちらもなぜ大腿四頭筋が筋緊張をおこすのか?というメカニズムを理解する為にバランス調整をしてからマッサージ療法をすることをオススメしてます
肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)
こちらは肩関節の拘縮(固まった状態)がある為、基本的にはマッサージと運動療法で改善を目指します
変形性膝関節症
炎症、熱感、水腫(水が溜まる)、関節の変形などの症状が重い場合は、包帯とスポンジによる圧迫固定をして症状の軽減を目指し、マッサージと運動療法を加えてさらに機能回復を目指します
こちらもただマッサージ、運動療法をするだけでなく、なぜ膝関節が変形したり痛みがでるようになったのかを知っておく必要があるでしょう
この点をご理解されていない方が非常に多くおられます
電気かけて、温めて、軽くマッサージして、を繰り返しても変化がないのであればそれは膝に問題がないということなのでそのまま治療を続けてもあまり意味は無いでしょう
まずは、バランス調整をする事で姿勢、立ち方、歩き方など体のどこに原因があるのかをお伝えします
それらを理解した上でマッサージ、運動療法をうけると効果がより高くなりますのでバランス調整とマッサージの併用をオススメします